皆様こんにちは。
今回は、先日、宮崎県にて開催した、弁論発表会についてご報告したいと思います。
2025年2月16日に宮崎県の都城市にあるココニクルにて第2回弁論発表会を開催いたしました。
会場は昨年と同じですが、昨年より発表者も多くなる事もあり会場を一回り大きく設営をし、来場した方も昨年とほぼ同数となりました。
発表者は全部で18名。国籍はベトナム、インドネシア、ミャンマーの実習生や特定技能の方達です。
発表テーマ等はこちらでは決めず、本人達の意思をそのまま発表していただくコンセプトで開催した為、予想外の出来事もあり、とても楽しく開催できました。
中には発表の合間に「私の好きな日本の曲です」と言って歌いだし、曲を1分程歌った女性の発表者もいました。
また、中には夫婦で発表された方もおり、とても新鮮な発表会となりました。
個人的にとても印象に残った発表は、「日本に来て鞄をなくしたが、とても親切な日本人が届けてくれた。お礼をしようと連絡先を警察に聞いたが、届けた方は名乗らずに帰られた」という発表です。
そんな漫画の主人公みたいな人がいるのか!と、とても感心しました。偶然、先日私も落とし物を拾い、警察に届けており、その際に普通に名乗ってしまったので私は主人公にはなれないなぁ、、とも同時に思いました。
鞄を落とした実習生は、中身が無くなっているだろうと期待せずに警察に取りに行ったそうです。ですが中身な何も盗られておらず、とても感激したそうです。
最近では、闇バイト等のニュースで盗みや強盗をよく耳にします。そんな中、こんな話が聞けたのはとても感激いたしました。
前回の発表会の時も思いましたが、彼らが日本へ来る目的の一つに家族の支援の為、お金を稼ぎたい、という事があります。毎月、家族へ仕送りをしています。その中、真面目に働き、技術を学び、そして発表会へ出るほどの日本語力を身に着ける。簡単な事ではありません。感心と尊敬をしてしまうほどです。
最後に、弁論発表会が宮崎日日新聞へ掲載されました。その記事の写真を抜粋し下に貼っております。
皆、とても良い笑顔ですので是非見てください。